NB LOVERS

NB LOVERS vol.03:ユナイテッドアローズ 栗野宏文

2015.09.14

「“スーツにスニーカー”というスタイルは好きだし、もっと広めたい」

気付けば、手放せないスニーカーになっていました…ニューバランスを愛する人たちは、まるで人生のパートナーのように思いを寄せる。ユナイテッドアローズの栗野宏文さんも、虜になった1人だ。その魅力は一体何なのか。ニューバランスラバーズに聞いてみよう。

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「初めての出会いは1986年頃、前職のビームス時代の同僚にアメリカに詳しい人間がいまして、彼曰く”アメリカでいま一番高評価なシューズです”って教わったんです。ただ、そのときは格好も良く見えないし、全く興味も湧かず…」と、意外にも最初の出会いでは良い印象を得られなかったと語る栗野さん。

時が流れ、1998年頃「黒いスーツにスニーカーを合わせる」格好にチャレンジしたいと思った際、いろいろなスニーカーを思考錯誤した結果、辿り着いたのが栗野さんの1stニューバランスとなる黒のオールスエードの「576」だった。「最初は、今までにないルックスに惹かれて履いたんですが、その履き心地の良さに驚き、そればかりを履き続ける」ほどに。そこからは、M1400のグリーンなど2~3足カラーバリエーションで買い足し、ローテーションで履く日々が続いたそう。

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そして、「1999年、原宿にディストリクト ユナイテッドアローズをオープンするとき、ディストリクトらしいスニーカーに最も適していたのがニューバランスでした。そこからはディストリクトだけでなく、ユナイテッドアローズ全体でもウケて、今に至るわけです。僕は、所謂スニーカーオタクでもないですし、ランニングもしたことない、そしてアメリカ好きでもないので、最初はスタイリングのひとつとして取り入れたんです。そしたら履きやすく、自分で愛用するのはもちろん、ユナイテッドアローズでも”スーツにスニーカー”というスタイルを薦めていくようになりました」

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いろいろ履き試したり、ユナイテッドアローズでの別注企画に参画するにつれ、ニューバランスをより理解し、自分に合っているモデルも把握。結果として最近愛用しているのは、「M1500」と「CRT300」の2足。イギリス好きな栗野さんには、英国・フリンビー工場が得意とするモデルが合うそうだ。

「M1500の良さは、”N”マークの小ささと、細身のシルエット。足が細い僕にぴったりと合って、ニューバランスの中でも1番バリエーション豊富に持っています。一方CRT300の良さは、このシンプルさ。他のモデルに比べると若干履きやすさは劣るけれど、ワンサイズUPしてニューバランスの硬い方の中敷を足して履いています」と、こだわりのポイントも語って頂いた。「服に合わせて、グレーだったりネイビーだったり、黒だったり白だったり、足元の色を変えられるのがスニーカーの良さ。そんな中でもとくにニューバランスはカラーリングや、レザー使いが巧みなので、取り入れやすいのが魅力ですね」。きっとこれからも栗野さんの足元を支えていくのは、ニューバランスなはずだ。

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photo:Koji Sato(TRON Management)

栗野宏文 / ユナイテッドアローズ クリエイティブディレクション担当 上級顧問

1953年生まれ。大学卒業後ファッション業界に入る。スズヤ、BEAMSを経て、1989年にUNITED ARROWSの設立に参画。現職はユナイテッドアローズ上級顧問、クリエイティブ アドバイザー。2004年にはロイヤル・カレッジ・オブ・アートより名誉研究員を授与。フリーランスのジャーナリストとしても活躍中。