BETA PEOPLE

BETA PEOPLE vol.17 : .m.j.k. [aReK]

2017.06.16

ニューバランスが掲げるスローガン「ALWAYS IN BETA」。それを体現すべく、現在進行形で理想の自分へ向かい、進化し続けている人たちを紹介しよう。Vol.18となる今回は、ペインター、スケーター、そしてモデルとして活躍するアーティスト.m.j.k. [aRek](以下、アレック)が登場。知る人ぞ知る、才能あふれるアーティストとして、ストリートからファッション界までじわじわと注目を集めている話題の人物だ。

数カ月前に履き出したホワイトベースの「M1700」も、ライブペインティングで使ったインクが飛び、すでにいい雰囲気を醸し出している。「俺、宇宙飛行士とかピエロとかが好きなんですけど、この1700ってなんとなく飛行士っぽくないですか(笑)。それでひと目惚れしたんです」想像力に長けたアーティストの目線は違う。アレックのような人が履くと、スニーカーの存在もさらに個性が出てくるから不思議だ。「ニューバランスは、子供の頃に母ちゃんが履かせてくれていたんですけど、改めていいなと思うようになったのは、姉の結婚式に出席したときに、ニューバランスの白いスニーカーを新しく買ったんです。そのときに履き心地が良いことに気が付いて、それ以来履いています」。

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幼少の頃から自然と絵を描きだし、本屋で初めて見たニューヨークのグラフィティ本に興味を持ち、その後スケートボードやBMXなどのカルチャーにのめり込んでいったというアレック。スケートボードを初めて街を滑っているうちに、街に描かれているグラフィティに興味を持った。そこからスプレーを使用したグラフィティの手法も取り入れながら、自身の絵を独学で制作。さまざまな作風がある中、通称「さださん」と呼ばれている「さだまさない」という男のコや、「うさぎじゃないよ」と呼ばれるウサギのキャラクターなどを生み出し、時代とともに変化を遂げながら現在もそのキャラクターを描き続けている。「男のコのキャラクターに関しては、昔のノートを観るとすでに存在しているんです。必ずジャケットと革靴を履いていて、ときどきピアノを弾いたりもするんですよ。うさぎのキャラクターはグラフィティに興味を持ち始めたころから描いているんですけど、良くクラブで女のコの身体に描いていたんです。●に塗りつぶして目と鼻を描いて、耳をピュー! っと。シンプルで可愛いし、女のコも喜んでくれたんです(笑)」。

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アレックが描くキャラクターは、名古屋の「MADE IN GALLEYRY」で開催された個展、“SWELL FLOW mad scientists by .m.j.k.”にも登場。さらにもうひとつ、椅子というモチーフもあり、様々なタイプの椅子を描き続けている。「昔から家に大きな椅子があったんですけど、よく考えたらみんな椅子に座って話しをしていたなと。それで椅子を描きだしました」。それと同時に、椅子に関しては立体化させた作品も制作。発想はすべて生活の中から生まれ出てくるようだ。そして観てくれた人たちが、ハッピーな気分になるような絵を描くことを心掛けてもいる。「個展に来てくれた若い人たちが俺の絵を買ってくれたり、たまたまケンカしていたカップルが絵を観に来て、帰りには仲直りしていたり。そういった場面を見て、前向きな気持ちになれる作品を作ったほうがいいのかなと」。

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今後挑戦してみたいことは、絵だけでなく空間を使ったインスタレーションを行うこと。そして、立体物の制作も行っていきたいそうだ。「俺の右腕のような存在のヤツが、スケートボードをリシェイプしているんですけど、彼と廃材を使って椅子を作ったりしているんです。それをさらに形にして、ランプや椅子などの家具を作ってみたいですね」。進化の途中ではあるが、活動したい方向のビジョンは見えている。まずは自身の直感を大切に、そこから良いと思うラインを描き出し形にする。アートを楽しむ純粋な部分を教えてくれたアレック。アーティストとしての今後の活躍が楽しみだ。

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シューズ:
ニューバランス M1700 WN〉39,000円(ニューバランス ジャパン お客様相談室 TEL:0120-85-0997)

※すべて税抜きの価格となります

photo:Daiki Katsumata(People)、Yuuka Nishimaru(Exhibition)
text:Kana Yoshioka

.m.j.k. [aReK]

1991年生まれ。10代半ばまで名古屋で過ごし、現在は東京在住。幼少の頃より絵を描き出し、10代に入りグラフィティやスケートボード、BMXなどのカルチャーに影響を受け独学でアートを制作。16歳より約7年間、SKOLOCT(スコロクト)のキャラクターで名高いアーティストNGAPに師事。ペン、スプレーをメインにペイント、またスケードボードの廃材を利用して家具も制作。今年は名古屋の「MEDE IN GALLERY」で個展“SWELL FLOW mad scientists by .m.j.k.”を開催。またモデルとしてもメンズファッション誌を中心に活動。雑誌の表紙を飾るなど、人気モデルとしても知られている。