247

「247」7days DJ selection:OLIVE OIL

2017.02.24

DJ OLIVE OILに聞く、1週間音楽セレクト

「247」=24時間、7日間。人々の快適な足元をサポートするモデルとして、2017年早々に誕生した新しいナンバー。この春3タイプがリリースされるのですが、抜群の履き心地の良さですでに話題を呼んでいます。そこで「247」のように快適な毎日を過ごせるよう、1週間どんな音楽を聴いたら良いのか、7人のDJに曲をセレクトしてもらいました。Vol.2は、福岡よりDJ、ビートメイカーとして活躍をするオリーブ・オイルが登場。日本語ラップ、ジャズ、ビートものと、DJプレイをするように、そして色で音をイメージして楽曲をセレクトしてくれました。始まりを金曜日からスタートする理由、選曲された音に注目です。

05
FRIDAY

RAMB CAMP 『Big Beat~あの気持ちよさにやられちまったぜMIX』(2005_Album『BOLD AS RAMB』より)
P-VINE
1週間の中で、自分のスイッチが入るのが金曜日。MIX CDを作るとしたら、金曜日から始まる感じですね。選んだのは、ラム・キャンプという福岡出身のラップグループの「Big Beat~あの気持ちよさにやられちまったぜ」という曲。ソウルをサンプリングをしていて、ドラムが太くてトラックも良いんだけど、“クソでかい音で鳴らしてくれ!”って言う歌詞が最高なんです。まず、これで週末がスタート。色で言ったら赤ですね。

06
SATURDAY

DJ SEIJI feat. B.I.G. JOE 『Freedom Flight』(2011_Album『HIP HOP LIBRARY』より)
TRIUMPH RECORDS
北海道のヒップホップMC、ビッグ・ジョーさんがラップをしている、すごく解放されている曲です。週末にこれを爆音で聴くと最高な気分になります。インストもとにかくフリーダム。この曲を聴いて、チャリで家の近くの橋をかっとばすのが好きなんですよ(笑)。その橋は福岡・住吉大社まで一直線に走っている神の橋なんですが、かなりブチ上がりますね。この曲を色で例えるならオレンジ。

07
SUNDAY

J.RAWLS 『Still Taking It Ez』(2006_Album『The Liquid Crystal Project」より)
P-VINE
ラッパー、ビートメイカーとして活動しているオハイオ出身のアーティスト、ジェイ・ロウルズの曲です。自分にとって作ってみたい理想のインストで、ドラムブレイクから始まってめちゃくちゃカッコいいです。ミックスもできるし、DJをするときは次の展開に入っていくときにかけます。色で言えば、赤かオレンジなんですが、青っぽい色も入っているんですよ。グラデーションがかっている感じですね。

01
MONDAY

Cannonball Adderley 『Capricorn』(1972)
EMI Europe Generic
50年代からマイルス・デイビスのグループでも活躍していた、ジャズアルト・サックスプレイヤーのインストです。ジャズの昔の音源なんですが、色で言えばブルー。月曜日の朝6時に聴きたい曲ですね。メロディが素晴らしく、薄い感じとハイハットが効いていて、自分にとっては理想の曲。サックスをメインに、途中からピアノで攻めてくる感じも良いです。サンプリングのネタとしても使えるし、そのまま聴いてもOK。

02
TUESDAY

DAVID T. WALKER 『Plum Happy』(1970_LP)
SALSOUL LATIN/MERICANA/OCTAVE-LAB
晴れた火曜日が理想ですね。R&Bやソウルなど、ニューヨークで活躍をしている大御所ギターリスト、デイヴィッド・T・ウォーカーの曲です。渋いギターから入ってくるんですけど、すごく良いですね。色で言えば完全に青空系の青。すっきりしたフィルターがかっていて、緑や黄色も少し入っている感じ。黄色は金色に近いかな。ギター音系の中でもいくつか好きな曲はありますが、この曲は別物ですね。

03
WEDNESDAY

SWANKY SWIPE 『愚痴か?否か?』(2006_Album『BUNKS MARMALADE 』より)
P-VINE
水曜日は悩みますね……。一度、現実に戻ろうかな。この曲は、“ダッ、ダ、ツターン!”という感じで、ドラムロールから入るんですよ。週末に向けて、ここでガチの現実を見ておこうかなって。ほぼ毎日、音楽制作をしてトリップしているので、そこで現実に戻る時間も必要。DJミックスしているときも、必ず現実に落とすんですよ。聴いていてブチあがる曲でもありますね。色で例えると少しピンクの入ったグレーですかね。

04
THURSDAY

GAGLE 『屍を越えて』(2005_Album『Big Bang Theory』より)
Jazzy Sport
1週間の最後になる木曜日は、やっぱりガグルの「屍を越えて」ですね。DJミツ・ザ・ビーツさんがトラックを作っているんですが、なんだかヤル気のでる曲のような気がしてます。初めて聴いたときに、まずビーツにハマまって、そしてリリックに関しては歳をとるごとにジワジワ効いてきました。ビートもラップも好きです。カラーは暖色で赤。フィルター感というか、質感も最高に好きです。

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—1週間セレクトをしてみてどうでしたか?

OLIVE OIL:ミックスCDを作るときはたいてい15分くらいのパーツを4つくらいに分けてドラムで構成を作り、喜怒哀楽を入れていくんですが、今回はサンプリングソース的な曲からリリックがしっかりあるものまで選んでみました。どの曲もそのままでもカッコいいし、解体できるものは料理して新しい曲を作ってもいいものができる感じです。DJや音を作るようになってから日々音楽を気にしているので、どこかで音楽がかかっているとすぐに気になってしまうんです。さらには、気づくと音を分析してしまう癖があるんですね(笑)。そんな感じでいつも曲を聴いています。

photo:Atsushi Matsuoka
text:Kana Yoshioka
special thanks:RUSH! PRODUCTION


OLIVE OIL(オリーブ オイル)

1978年生まれ。福岡市を拠点に活躍するDJ/音楽プロデューサー。1997年に単身でアメリカへ渡り、ビートメイカーとして音楽制作をスタート。これまでに3枚のソロアルバムをリリース。El Nino、5lack、Kojoe、Miles Wordなどのアルバムや、Killer Bong、Big Joe、Ritto、Chico Calitoなどとの音源を制作。実の弟であり画家、VJとして活動するポピー・オイルとともに「OIL WORKS」を主宰。
http://oilworks.jp