247

「247」7days DJ selection:Raphael Sebbag

2017.02.15

DJに聴く、1週間音楽セレクト

「247」=24時間、7日間。人々の快適な足元をサポートするモデルとして、2017年早々に誕生した新しいナンバー。“LUXE”、“SPORT”と、すでに2モデルがリリースされているのですが、抜群の履き心地の良さですでに話題を呼んでいます。そこで「247」のコンセプトのように快適な毎日を過ごすための注目の音楽を、7人のDJによる7日間のセレクトをお届けします。トップバッターは、90年代より世界的に活動を繰り広げる、United Future Organization(U.F.O.)のラファエル・セバーグ。ジャズ、ラテン、ワールド、R&B、ソウルと幅広いサウンドを紹介してくれました。

01
MONDAY

DIEGO EL CIGALA 『Indestructible』(2016_Album)
SONY MUSIC LATEN
スペインのフラメンコシンガー、ディエゴ・エル・シガーラのサルサアルバム。オリジナル曲とカバーをミックスしたアルバムなんだけど、フエンテス・レーベルに所属するサルサバンド 「ラ・カリ・サルサ・ビッグ・バンド」や、キューバのルンバ楽団「ムネキートス・デ・マタンサス」など、豪華な演奏家を迎えている。元気に熱くいきたい月曜日にとても最高。私はフラメンコやサルサなどの、こういう3拍子の世界が大好きなんだ。

02
TUESDAY

OMAR 『Love In Beats』(2017_Album)
FREESTYLE RECORDS/OCTAVE-LAB
ラテンな月曜日から少し落ち着いて、火曜日はR&B。UKアシッドジャズ・シーンから登場したイギリス最高のソウルシンガー、オマーの4年振りの新しいアルバム。大好きなシンガーで、今回のアルバムもすごくいい。DJをするときにオマーの曲を良くかけるんだけど、踊れる曲もあるので、平日のパーティなんかにぴったりだね。ロバート・グラスパーやタイ(TY)、ナターシャ・ワッツ、フロエシストなどの実力派アーティストも参加しているよ。

03
WEDNESDAY

ROBERTO FONSECA 『ABUC』(2016_Album)
impulse!
水曜日はキューバ・ハバナ出身の天才ピアニスト、ロベルト・フォセンカが良いかな。マンボ、チャチャチャ、ヒップホップ、ジャズとキューバ音楽をメインにしたラテンジャズ。彼はブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブに加入したり、オマーラ・ポルトゥオンドなどの有名なキューバのアーティストのキーボードリストとしても活躍している。50年代からある有名なジャズのレーベル「impulse!」からリリースされているんだけど、アルバムの2曲目に入っている「Afro Mambo」のミュージックビデオは、ぜひ観て欲しいな。

04
THURSDAY

CARLEEN ANDERSON 『Cage Street Memorial The Pilgrimage』(2016_Album)
FREESTYLE RECORDS
木曜日はR&Bにまた戻り、イギリスのヤング・ディサイプルズ(シンガー)の娘=カーリーン・アンダーソンのニューアルバム。アシッドジャズの時代から大好きだけど、ポエトリー、ソウルミュージックと今回のアルバムはすべてオリジナルで、魂のこもった彼女の歌声は、年を重ねて声がまた一段と深くなった。シンガーとしてまた越えた感じがする。彼女の父はボビー・バード、母はヴィッキー・アンダーソンと有名なR&Bシンガーなんだけど、一度聴いたら忘れられない歌声は、神から授かったものだとしか思えない。

05
FRIDAY

V.A. 『SAL SEANDO selected by Raphael Sebbag』(2015_Album)
SALSOUL LATIN/MERICANA/OCTAVE-LAB
1年前くらいにリリースした、私がセレクトをしたラテンミュージックのコンパイルCD。レコードレーベル「SALSOUL」はディスコで有名だけど、その前身は60年代からある「MERICANA」といってラテンミュージックで有名なレーベルだった。そこで「MERICANA」と「SALSOUL」を、70年代と80年代に分けて37曲セレクトして2枚組にしたんだ。踊れる曲がたくさん入っているので、踊りたい土曜日にはすごくおすすめ。なかなか手に入らないレコードもあって、探すのがとても大変だったよ(笑)。

06
SATURDAY

IAN O’BRIEN 『Understanding Is Everything』(2013_Album)
OCTOVE LAB
イアン・オブライアンの12年振りのアルバム。エレクトロニックジャズと言えば、イアン・オブライアンだよね。このアルバムは、ハービー・ハンコックやロニー・リストン・スミスの曲をカバーしている。1曲目はビートもなく、クラブでDJがないときは週末のウォーキングメディテーションにとても良い。イアンはイギリス出身で、今は日本に住んでいるんだけど、本当に良い音を作る。パーティも良いし、素晴らしい才能の持ち主だね。

07
SUNDAY

AZYMUTH 『Fenix』(2016_Album)
FAROUT
60年代から活動しているブラジリアン・レアグルーヴ/フュージョン系、アジムスの昨年リリースされたアルバム。私にとってヒーリングミュージックで、落ち着きたいときや、ウォーキングをするときに聴いている。U.F.O.もアルバムに参加したことがあるんだけど、すごくかっこいい。イギリスのレーベル「FAROUT」からリリースされたのだけど、このレーベルも良いよ。シカゴハウスや4HEROなんかのアーティストたちにも影響を与えているし、世界中の音楽プロデューサーからリスペクトされている素晴らしいアーティストだね。


—24時間7日間、常に心掛けていることは?

Raphael Sebbag:「毎日、音楽を聴いている。ジャンルや年代を越えていつもかっこいい曲を探しているし、自分が興奮した曲をDJでかけて人々も興奮させたいなと思っている。日本には音楽が好きな人たちがたくさんいるから、これからもいい音楽を届けていきたいですね。今年は曲を作っていく予定だけど、若い世代の人たちも聴ける内容にしようと思っているので楽しみにしていて」

photo:Atsushi Matsuoka
text:Kana Yoshioka
special thanks:RUSH! PRODUCTION


Raphael Sebbag(ラファエル・セバーグ)

モロッコ生まれ、パリ育ち。1991年にUnited Future Organization(U.F.O.)を結成。1993年にジャイルス・ピーターソンが主宰するUKレーベル「Talk’n Loud」、翌年にUSレーベル「VERVE」と契約を果たし、モントリオール・ジャズ・フェスティバル、グランストンベリーなどの世界規模のフェスに出演。シングル「Loud Minority」は、アシッドジャズが花開いた90年代の名作として知られている。また伝説のパーティ「JAZZIN’」をはじめ、約25年以上にも渡り東京のクラブシーンを牽引。ソロのDJとしては自身のパーティから、世界各国のクラブまで幅広くプレイ。