247

7 ARTISTS:FAFI

2017.01.25

7人のアーティストが描いた「247」~グローバルイベント東京~

<ニューバランス>の新品番「247」。24時間/7日間、人々の足元を快適にサポートするシューズとして誕生したモデルであり、その第一弾となる“247 Luxe”が1月7日に発売。そのリリースを記念して世界7カ国で、音楽やアートなどを取り入れたイベントが世界同時に開催されました。アーティストは24時間/7日間、絶え間なくインプットとアウトプットを繰り返し、常に進化しています。彼らを「247」の体現者と考えた東京では、国内外7人のアーティストに「247」をイメージして描いてもらった作品を展示しました。紅一点、女性アーティストで参加したのは、パリを拠点に活躍をするFAFI。パンチの効いた女の子の絵でおなじみ、グラフィティ界で彼女の存在を知らぬ人はいないほどのガールズパワーの伝道者です。

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「あらゆる女性たちにパワーを与えたい。それをストレートに伝えていけたらと思っているの」(FAFI)


—ようこそ日本へ! FAFIはこれまでに何回日本へ来ていますか?

FAFI:何回かしら……。15回目以降は数えるのをやめているくらい、日本へ来ているかも(笑)。初めて日本へ来たのは確か25歳の頃よ。41歳だから……15年も経つわね! 最初と3度目に来たときは、日本の女の子を観察するために来たわ。渋谷に泊まって、「109」の前に座って女の子を観察。あのときはみんな高いハイヒールを履いた“ガングロ”と呼ばれる女の子がたくさんいて、日本は他の惑星のように感じられたわ。私にとって女性は凄く興味深い。私と同じように女性として育ってきた人たちを描くことで、私は意味を見い出しているの。若い頃は女性の絵をただ楽しんで書いているだけだったけど、今は違う。あらゆる女性たちにパワーを、何かしら影響を与えることができたら、と思って描いているの。ガールズパワーをストレートに伝えたいのよね。


—ピンクを使用しているので癒されますが、さらにパワフルさも感じます。

FAFI:子供の頃、ピンクは好きな色ではなかったのよ。お姫さまのような感じは好きではなかったし、カルチャー要素の強いほうへと自分が行ってしまっていたから。だけど、ピンクって女の人を体現する色だと思う。そんなガーリーでかわいい色であるピンクを、女性が持つプライドを示すひとつの方法として、私なりに少し違った角度で、力強く表現したいと思っているの。

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—ライブペインティングでは、何の材料を使用して何を描いたんですか?

FAFI:使用したのは、スプレーとブラシ、あとはスポンジ。描いたのは、女の子と私のコミックに出てくるキャラクターのベルタック。パリにあるオフィスは天井が高くないから、こうやって大きなキャンバスに絵を描くことはとても楽しいわね! フランスで大きな絵を描くときは、郊外へ行くのよ。そこで自分に色を塗りたくって、ゴロゴロとキャンバスの上を転がるの。え!? もちろん素っ裸にきまっているじゃない(笑)。楽しいし、素晴らしい関係をキャンバスと築き上げていけるからね。絵を夜に描くときは、たいていR&Bを聴くことが多いかな、JEREMIHとかTHE WEEKENDとかね。


—「247」のコンセプトでもある、24時間7日間。常に進化するためにFAFIがやっていることはありますか?

FAFI:このナンバーを聞いて改めて感じたのは、アーティストとして絵を描きペイントする以外のことも、自分にとっては意味のあることだということ。料理をしているとき、イベントを企てているとき、そして子供と遊んでいるときなど……。ピースフルに敬意を持って相手と接することが私にとっては大切なことで、そうすることで新しい扉を開いてくれることがある。私は毎朝6時45分に起きて子供と一緒に学校へ行くのだけれど、私のオフィスは学校の近くにあるから送った後はそのままオフィスへ向かうの。若い頃は夜の時間帯にペイントすることが多かったけど、今は子供の生活のリズムに合わせている。だから朝早起きだし、昼間は息子のために時間を費やしているわね。でも自分のアートを描くときは、やっぱり夜に行うことが多いのよ。母からアーティストへ気持ちをスイッチすることが必要だし、私はクレイジーな人間でもあるから(笑)。母親だけど相変わらずパーティガールだし、両方の側面のバランスを保つように心掛けているわ。

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—今年の予定と日本の女の子たちにメッセージをください。

FAFI:1年半くらいかけて2冊目のコミックを制作中なんだけど、それを完成させること、そして完成後はアニメーションにする予定。女の子たちへのメッセージは、女の子であることを楽しんで、自由に生きて欲しい! そして、男の人と一緒に過ごすときも自分自身を見失わない、素敵な女性であって欲しいわね!

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photo:Yoshiteru Aimono
text:Kana Yoshioka


FAFI(ファフィ)

パリをベースに活躍する作家。1994年より出身地であるトゥールーズを拠点に、グラフィティライターとして活躍。女の子のモチーフを中心とした作品をヨーローッパ、アメリカ、日本、香港など世界中のあらゆる街で描き話題を呼ぶ。これまでに「SONY」「Colette」「Coca-Cola」など、企業と数えきれないほどのコラボレーションを行ってきただけでなく、多くのメディアや雑誌に取り上げられてきた。ちなみに、FAFIがシリーズで出している戦う女の子戦士にまつわるコミックに登場するキャラクターは、彼女が近年手掛けるアート作品に頻繁に登場。今回の「247」での作品ともリンクしている。

http://fafi.net